スペインの医療大麻制度、厳格な適応範囲と医師教育が課題に

公開: 2026/10/15 / 更新: 2026/10/15 ・ 編集ポリシー

スペインでは2025年に医療大麻制度が制定されたものの、適応範囲の狭さや医師への情報提供不足により、実際の利用は限定的だと研究者らが指摘しました。

コンプルテンセ大学のマニュエル・グズマン博士とクリスティーナ・サンチェス博士によると、対象には多発性硬化症に伴う痙縮、小児てんかんのけいれん、抗がん剤による吐き気・嘔吐、難治性慢性疼痛などが含まれます。しかし、既存の承認薬がある領域が多く、慢性疼痛でも複数の治療を試した後でなければ利用できないなど、条件は厳格です。また、医学教育ではエンドカンナビノイド・システムが十分に扱われず、医師60人への調査でも処方方法や製品に関する知識不足が示されたとしています。

日本の読者にとっても、制度の制定だけでなく、適応範囲、処方体制、医療従事者への教育を併せて確認する重要性を示す事例といえます。

引用元:https://www.greenzonejapan.com/2026/09/25/guzman_and_sanchez_2/