CBDとてんかんの関係は?医療用と市販製品の違いを整理

公開: 2026/09/04 / 更新: 2026/09/04編集ポリシー

この記事の要点

  • 市販のCBD製品を、てんかんの医薬品として扱うことはできません
  • 海外の医薬品情報と国内で販売されるCBD製品は区別が必要です
  • 通院中・服薬中の人は、自己判断で使用せず主治医に確認しましょう

CBDとてんかんを調べる前に知っておきたいこと

CBDは「カンナビジオール」の略称で、大麻草に含まれる成分の一つです。一般に流通するCBDオイル、グミ、カプセルなどは、形状が医薬品と似ていても、それだけで医薬品になるわけではありません。

CBD」と「てんかん」を組み合わせて検索すると、海外の医薬品、国内の臨床研究、市販の健康関連製品に関する情報が混在して表示されます。これらは適用される制度や品質管理、使用条件が異なるため、同じものとして理解しないことが重要です。

医療用のカンナビジオールと市販品の違い

医療用医薬品は、対象となる疾病、用法・用量、品質などについて規制当局の審査を受け、承認された範囲で使用されます。一方、市販のCBDオイルやグミは、通常、食品や雑貨などとして販売されており、てんかんを対象とする医薬品ではありません。

海外で特定のカンナビジオール製剤が医薬品として扱われていても、その情報を国内の市販CBD製品へそのまま当てはめることはできません。成分量や製造管理が似ているように見えても、医薬品としての同一性を意味しないためです。

厚生労働省は、難治てんかんの患者を対象とした大麻草由来成分含有製品の臨床研究に関する案内を掲載しています。ただし、臨床研究が行われていることと、一般のCBD製品を自由に医療目的で使用できることは別です。最新の位置付けは厚生労働省の制度案内や医療機関で確認してください。

通院中・服薬中なら自己判断を避ける

てんかんと診断されている人や、発作について診察を受けている人は、市販CBD製品の使用を自己判断で決めないでください。CBDを含む製品と処方薬との併用可否は、商品説明だけでは判断できません。

主治医や薬剤師へ相談するときは、商品名だけでなく、原材料表示、CBD含有量、1回分の目安、第三者検査成績書などを提示すると確認しやすくなります。処方薬の中止、減量、服用時刻の変更も、必ず医師の指示に従いましょう。

CBD製品の表示で確認したい項目

市販品を確認する場合は、次の情報が明示されているかを見ます。

  • CBDの総含有量と内容量
  • 原材料、製造者または販売者
  • ロット番号と検査成績書の対応関係
  • Δ9-THCの検査結果と検出限界
  • 問い合わせ先や注意事項

「てんかん向け」「薬の代わり」など、疾病への使用をうたう表示は、市販品を選ぶ根拠にはなりません。医療上の判断が必要な場合は、広告ではなく医師、薬剤師、公的機関の情報を参照してください。

日本のTHC規制にも注意

日本では、製品中に残留するΔ9-THCについて製品区分別の限度値が設けられています。限度値を超える製品は麻薬に該当します。「THCフリー」という広告表現だけで判断せず、検査対象、分析機関、ロット番号を確認することが大切です。

制度や注意喚起は更新されるため、購入前には厚生労働省の案内麻薬取締部のCBD関連情報を確認してください。

まとめ

「CBD」と「てんかん」に関する情報では、医療用医薬品、臨床研究、市販CBD製品を明確に分けて読む必要があります。市販品は、てんかんを対象とする医薬品の代わりには位置付けられません。

通院中または服薬中の人は、CBD製品を購入・使用する前に主治医や薬剤師へ相談してください。製品の適法性について疑問がある場合は、厚生労働省や麻薬取締部の最新情報を確認しましょう。

よくある質問

市販のCBDはてんかんの薬ですか?
通常のCBDオイルやグミは、てんかんを対象とする医薬品ではありません。海外の医薬品や臨床研究の情報と区別し、医療上の判断は主治医へ相談してください。
服薬中でもCBDを使用できますか?
併用可否は、処方薬や製品の成分によって個別の確認が必要です。自己判断で使用や服薬変更をせず、製品表示や検査成績書を持って医師または薬剤師へ相談してください。
CBD製品のTHCはどう確認しますか?
ロットに対応した検査成績書で、Δ9-THCの結果や検出限界を確認します。広告表示だけに頼らず、厚生労働省や麻薬取締部が公表する最新の基準も参照してください。