公開: 2026/09/08 / 更新: 2026/09/08 ・ 編集ポリシー
パーツ・パー・ミリオン(parts per million)は、ある成分が全体にどれくらい含まれるかを「100万分のいくつ」で表す方法です。一般に「ppm」と略され、日本語では「百万分率」と呼ばれます。
たとえば、割合としての1 ppmは、全体を100万としたときに対象成分が1ある状態です。百分率に換算すると0.0001%、10,000 ppmは1%に相当します。
ppmは微量成分を表しやすいため、水質、食品、環境測定、原材料の分析など幅広い分野で使われます。ただし、何を基準にした値なのかによって意味が変わる点には注意が必要です。
重量を基準にする場合、1 ppmは原則として「全体1 kg中に対象成分が1 mg」と読み替えられます。したがって、500 ppmなら1 kg中に500 mg、1,000 ppmなら1 kg中に1,000 mgです。
一方、液体について「1 ppm=1 L中に1 mg」と説明されることがありますが、これは主に密度が水に近い液体を前提とした近似です。オイルなどは密度が異なるため、容量だけから正確に換算できるとは限りません。
分析書や商品資料を見る際は、重量比、体積比、mg/kg、mg/Lのどれで示されているかを先に確認しましょう。
割合だけを比較する場合は、次の関係が基本です。
ppmから%へ換算するときはppmの値を10,000で割り、%からppmへ換算するときは%の値に10,000を掛けます。
ただし、mgは成分の「量」、%やppmは全体に占める「割合」です。mgとppmを相互に換算するには、製品全体の重量と、表示が重量基準かどうかが必要です。
CBD製品では、CBDの表示に「総含有量mg」や「濃度%」が使われることが一般的です。一方、第三者機関の分析書(COA)では、CBDやその他のカンナビノイドがppm、mg/kg、%などで記載される場合があります。
商品を比較するときは、単位をそろえることが重要です。たとえば同じ10%表示でも、内容量が異なれば容器全体のCBD量は同じとは限りません。「CBD濃度」「CBD総量」「製品の内容量」を分けて確認してください。
最初に、分析書の商品名やロット番号が手元の商品と一致しているかを確認します。次に、結果欄の単位、検出限界、定量限界、「ND」などの注記を読みます。NDは一般に不検出を示しますが、「完全にゼロ」と同じ意味とは限らず、採用された試験方法や検出限界の確認が必要です。
また、国内で流通できる製品かどうかをppmの数値だけで自己判断するのは避けましょう。規制対象成分の基準や対象区分は制度に基づいて判断されます。最新の基準は厚生労働省などの公式情報を確認し、個別の法的判断が必要な場合は専門家や関係機関へ相談してください。
確認したいのは、対象成分名、測定単位、重量基準か体積基準か、製品全体の重量・容量、分析対象ロットです。数値が大きいことだけを選択基準にせず、原材料表示、使用方法、保管方法、販売者情報、分析書の有無も併せて比較すると、表示を整理しやすくなります。
パーツ・パー・ミリオン(ppm)は、成分の割合を100万分率で示す単位です。10,000 ppmが1%に相当しますが、mgへの換算には製品全体の重量や測定基準が欠かせません。CBD製品を確認するときは、ppm、%、mgを混同せず、分析書の単位・ロット・注記まで確認しましょう。制度に関する判断は、最新の公式情報を参照することが大切です。