公開: 2026/11/05 / 更新: 2026/11/05 ・ 編集ポリシー
「loq lod」という検索語は、分析証明書や検査結果に記載された略語の意味を知りたい、あるいは「ND」「LOQ未満」をどう解釈すべきか知りたい、という意図が中心だと考えられます。
LODは「Limit of Detection」の略で、日本語では一般に「検出限界」と呼ばれます。対象成分が存在する可能性を分析機器で識別できる最小水準を表す用語です。
LOQは「Limit of Quantification」の略で、「定量限界」と呼ばれます。対象成分の量を、一定の精度と再現性をもって数値として示せる最小水準です。通常は、存在を識別するだけのLODよりも、数値を確定するLOQのほうが高く設定されます。
検査結果の「ND」は、一般に「Not Detected(不検出)」を意味します。ただし、成分が絶対にゼロであることを証明する表示ではありません。その分析法のLODを下回り、検出できなかったという意味で使われる場合があります。
「LOD未満」は、測定対象を検出できる水準に達していない状態です。「LOD以上・LOQ未満」は、対象成分の存在を示す信号は確認できても、信頼できる定量値としては報告しにくい範囲を指します。報告書では「<LOQ」などと表記されることもあります。
ただし、記号や報告方法は検査機関によって異なります。COA内の注記、凡例、試験方法を確認してください。
CBD製品のCOA(分析証明書)では、CBDなどの含有成分に加え、規制対象成分の検査結果が掲載される場合があります。このとき「ND」という文字だけを見ても、どの水準まで確認した検査なのかは判断できません。
たとえば、同じ「ND」でも、採用された分析法や機器、試料の前処理、LOD・LOQが異なれば、検査結果が意味する範囲も変わります。そのため、複数製品を比較する際は、結果欄だけでなく検出限界や定量限界も確認することが大切です。
まず、製品名やロット番号が手元の商品と一致しているかを確認します。次に、検査日、検査機関名、分析対象成分、測定単位、分析法、LOD・LOQの記載を見ます。
単位にも注意が必要です。mg/g、mg/mL、ppm、%などは、そのままでは横並びに比較できない場合があります。また、LOD・LOQは成分ごとに異なることがあるため、一つの値をすべての検査項目に当てはめないようにしましょう。
規制対象成分について適法性を判断する場合は、販売ページの説明だけで結論を出さず、最新の法令や行政機関の公式情報を確認してください。個別製品の判断が難しいときは、検査機関、販売事業者、法律の専門家などへの確認が必要です。
LODとLOQは、分析装置の名称だけで一律に決まるものではありません。分析法、試料の性質、前処理、妨害成分、校正方法などを踏まえて、検査機関が妥当性を確認して設定します。
計算方法にも複数の考え方があるため、異なる検査機関の数値を比較するときは、算出方法や試験条件が同等かも確認する必要があります。詳細がCOAにない場合は、試験報告書や検査機関の説明資料を参照するとよいでしょう。
LODは「検出できる下限」、LOQは「数値として定量できる下限」です。NDやLOQ未満は、成分が完全に存在しないという意味とは限りません。CBD製品のCOAを見る際は、測定結果だけでなく、単位、分析法、ロット番号、LOD・LOQ、注記までセットで確認しましょう。