LOQ(定量限界)は、分析対象成分を所定の精度と正確さで数値として示せる最低濃度です。成分の存在を識別できる下限であるLOD(検出限界)とは区別されます。
## LOQとは LOQ(Limit of Quantification、定量限界)とは、特定の試験法と試料条件において、分析対象成分を所定の精度・正確さで定量できる最低濃度です。一般に、成分が存在する可能性を判別できる最低濃度であるLOD(検出限界)より高く設定されます。LOD以上でもLOQ未満なら「検出はされたが、信頼できる数値としては示せない」という結果になり得ます。
LOQは分析装置だけで決まる値ではなく、前処理、測定法、試料の種類、妨害成分などによって変わります。このため、CoAに「LOQ未満」「<LOQ」などと記載されていても、成分が完全に存在しないことを意味しません。厚生労働省資料でも、定量限界は分析法の性能特性として説明されています。[厚生労働省資料](https://www.mhlw.go.jp/topics/idenshi/codex/06/dl/cac_gl72.pdf)
CBD製品の確認では、対象成分ごとのLOQ、採用した試験法、検査対象ロットを確認します。特にΔ9-THCの基準適合性は、結果がLOQ未満かだけで判断せず、そのLOQが製品区分ごとの法定残留限度値を十分に評価できる水準かを併せて確認する必要があります。[厚生労省による制度案内](https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43079.html)