ND(不検出)は、採用された分析方法・条件のもとで対象成分が検出限界(LOD)以上に確認されなかったことを示す表記です。成分が絶対にゼロであることを意味するものではありません。
ND(Not Detected/不検出)とは、試料を分析した結果、対象成分がその分析方法における検出限界(LOD)以上では確認されなかったことを示す表記です。「成分がまったく含まれていない」「含有量が絶対にゼロ」という意味ではなく、LOD未満の微量成分が存在する可能性は残ります。
LODは、特定の測定装置、分析手順、試料の前処理などの条件下で、対象成分を検出できる最小水準を指します。そのため、同じ試料でも採用する分析法や検査機関によってLODが異なり、NDの意味する範囲も変わり得ます。また、成分を一定の精度で数値化できる下限は定量限界(LOQ)と呼ばれ、LODとは区別されます。
CBD製品の成分分析証明書(CoA)で「ND」と記載されている場合は、表記だけでなく、対象成分、LODまたはLOQ、分析法、検査日、ロット番号を併せて確認することが重要です。「THCフリー」などの表示を判断する際も、NDをゼロ含有の保証と捉えず、製品と同一ロットの検査結果か、第三者機関による分析かを確認しましょう。