THCA(テトラヒドロカンナビノール酸)は、大麻草に含まれる酸性カンナビノイドで、THCの前駆体に当たる化合物です。加熱などによる脱炭酸で、対応するTHCへ変化します。
## 定義 THCA(テトラヒドロカンナビノール酸)は、カルボキシ基を持つ酸性カンナビノイドです。一般に「THCA」はΔ9-THCA-Aを指し、対応するΔ9-THCとは、このカルボキシ基の有無が主な構造上の違いです。
## 補足説明 THCAは、加熱などによる脱炭酸で二酸化炭素に相当する部分が外れ、Δ9-THCへ変化します。このため、成分分析ではTHCAとTHCを分けて測定し、THCAをTHC相当量に換算した「総THC」が用いられることがあります。
## 日本の規制と留意点 日本では2024年12月12日以降、Δ9-THCA-Aは、化学的変化によって容易にΔ9-THCを生成する物質として、麻薬及び向精神薬取締法上「麻薬とみなして」規制が適用されます。また、製品のΔ9-THC残留限度値は、Δ9-THC量とΔ9-THCA-AをΔ9-THCに換算した量の総量で判定されます([厚生労働省通知](https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001330798.pdf)、[改正法施行通知](https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc8842&dataType=1&pageNo=1))。海外で流通していても日本で適法とは限らないため、THCA含有をうたう製品の個人輸入・所持は避け、表示だけでなく信頼できる分析資料も確認する必要があります。