THC(テトラヒドロカンナビノール)は、大麻草に含まれるカンナビノイドの一種です。日本では麻薬及び向精神薬取締法に基づく規制対象で、CBD製品についてもΔ9-THCの残留限度値が定められています。
THC(テトラヒドロカンナビノール)は、大麻草に含まれるフィトカンナビノイドの一種です。一般には主にΔ9-THCを指し、精神作用を示す成分として知られています。CBD(カンナビジオール)とは異なる化合物であり、日本では麻薬及び向精神薬取締法に基づく規制の対象です。
日本では2024年12月から、大麻草の部位を基準とする従来の考え方から、THCの含有量に着目した成分規制へ移行しました。CBD製品には製品形状に応じたΔ9-THCの残留限度値が設けられており、その限度値を超える製品は「麻薬」に該当する可能性があります。一方、限度値以下であることが適切に確認された製品は、Δ9-THCを微量に含むという理由だけで直ちに麻薬規制の対象となるものではありません。
CBD製品を選ぶ際は、「国内製造」「ヘンプ由来」といった表示だけで判断せず、第三者機関による成分検査の有無を確認することが重要です。CoA(成分分析証明書)では、対象製品とロット番号が一致しているか、Δ9-THCの検査結果と定量限界が記載されているかを確認します。「THCフリー」という表示についても、検査方法や検出限界によって意味が異なるため、分析資料と併せて確認する必要があります。