乾燥重量基準(Dry Weight Basis)

乾燥重量基準(Dry Weight Basis)とは、試料から水分を除いた乾燥重量を分母として、成分濃度を表す方法です。水分を含む試料重量を分母とする湿重量基準とは数値の意味が異なります。

定義

乾燥重量基準(Dry Weight Basis、乾物基準)とは、試料中の水分を除いた重量を分母にして成分濃度を示す方法です。成分量を \(m_a\)、乾燥後の試料重量を \(m_d\) とすると、乾燥重量基準の濃度は次式で表されます。

\[ C_{dry}=\frac{m_a}{m_d}\times100 \]

一方、湿重量基準では、水分を含む測定時の試料重量 \(m_w\) を用います。

\[ C_{wet}=\frac{m_a}{m_w}\times100 \]

補足説明

試料の水分率を \(r\)(湿重量に対する割合)とすると、同じ成分量について \(C_{dry}=C_{wet}/(1-r)\) の関係になります。通常は乾燥重量のほうが湿重量より小さいため、乾燥重量基準で示した濃度は湿重量基準より高く見えます。乾燥温度や時間、水分率の測定方法によって換算結果が変わり得る点にも注意が必要です。

表示を確認する際の留意点

CoAや製品資料の濃度を比較するときは、乾燥重量基準か湿重量基準か、単位がmass%、mg/g、ppmのいずれかを確認します。基準の異なる数値は直接比較せず、水分率と換算条件が明示されている場合に限って同一基準へ換算することが重要です。

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