公開: 2026/10/29 / 更新: 2026/10/29 ・ 編集ポリシー
ppmは「parts per million」の略で、全体を100万としたときに対象物質がいくつ含まれるかを示す濃度の単位です。0.01 ppmは、100万分の0.01という非常に小さな割合を表します。
重量比として扱う場合、換算関係は次のとおりです。
たとえば、1 kgの試料中に対象物質が0.01 mg含まれる濃度に相当します。ただし、液体製品を「1 mL当たり何mg」と換算するには密度が必要です。容量だけを使った単純換算はできません。
検索時に特に注意したいのが、「ppm」と「%」の取り違えです。
両者には1万倍の差があります。商品仕様や試験成績書を見るときは、数字だけでなく単位まで確認してください。「mg/kg」「μg/g」など別の単位で記載される場合もあるため、比較前に単位をそろえる必要があります。重量比では1 mg/kgと1 μg/gがいずれも1 ppmに相当します。
CBD製品の試験成績書(COA)にあるppmは、CBDそのものではなく、Δ9-THC、溶媒、農薬、重金属など個別の検査対象について使われることがあります。そのため、「0.01 ppm」とだけ書かれていても内容は判断できません。
確認したい項目は次のとおりです。
「ND」は一般に不検出を表しますが、対象物質が完全にゼロであることと同義とは限りません。採用された分析法の検出限界未満という意味で使われる場合があるため、注記やLODも併せて読みます。「<0.01 ppm」も通常は0.01 ppm未満という表示であり、実測値が0.01 ppmだったという意味ではありません。
日本では2024年12月12日から、大麻草由来製品などに残留するΔ9-THCについて製品区分別の限度値が設けられています。厚生労働省の案内では、常温で液体の油脂および粉末は10 ppm、水溶液は0.10 ppm、それ以外は1 ppmです。限度値を超える製品は麻薬に該当します。
したがって、「日本の基準は一律0.01 ppm」という理解は正確ではありません。数値の大小だけでなく、対象がΔ9-THCか、どの製品区分に当たるか、適切な方法で最終製品が分析されているかを確認する必要があります。制度の詳細は厚生労働省の案内で確認できます。
商品を比較するときは、販売ページの「THCフリー」などの文言だけでなく、対象ロットに対応するCOAを確認するのが基本です。別ロットや原料だけの検査結果では、手元の最終製品と一致するとは限りません。
また、0.01 ppmという低い数値が記載されていても、それだけで法令適合を断定することはできません。製品区分や分析対象、検査条件を含めて判断する必要があります。個別製品の法的な扱いに疑問がある場合は、製造元・販売元へ資料を確認し、地方厚生局麻薬取締部などの公式窓口または法律の専門家へ相談してください。
0.01 ppmは0.000001%、重量比では0.01 mg/kgに相当します。CBD製品の検査資料では、単位だけでなく、成分名、LOD・LOQ、ロット番号、検査対象が最終製品かどうかを確認することが重要です。
日本のΔ9-THC残留限度値は製品区分ごとに異なり、0.01 ppmが一律の基準ではありません。最新の制度や個別製品の扱いは、厚生労働省などの公式情報を確認してください。