クロマトグラフィー精製とは、固定相と移動相に対する各成分の保持特性の違いを利用し、抽出物を分離・精製する工程です。工程名だけでは特定成分の完全除去を保証できないため、CoAによる確認が必要です。
クロマトグラフィー精製とは、カンナビノイドやテルペンなどを含む抽出物を、各成分の「固定相に保持されやすいか」「移動相とともに流れやすいか」という性質の違いによって分離・精製する工程です。原料をカラムなどに通し、成分ごとの移動速度の差を利用して、目的とする画分を回収します。
使用する固定相・移動相や運転条件によって、分離できる成分や精製度は異なります。蒸留や結晶化など、ほかの精製工程と組み合わせられる場合もあります。また、クロマトグラフィーは製造時の分離技術であり、HPLCやLC-MS/MSなどによる完成品の成分分析とは役割が異なります。
「クロマトグラフィー精製済み」という表示だけで、THCなど特定成分の完全除去や不検出が保証されるわけではありません。製品と同一ロットのCoAを確認し、検査対象成分、分析方法、測定結果に加えて、LOD(検出限界)やLOQ(定量限界)も参照しましょう。「ND」や「THCフリー」の意味は、採用された試験条件や判定基準と併せて判断する必要があります。