Δ8-THCは、Δ9-THCと二重結合の位置が異なる位置異性体のカンナビノイドです。日本では麻薬として規制されているため、CBD製品への含有にも注意が必要です。
Δ8-THC(デルタ8-テトラヒドロカンナビノール)は、THCの一種に分類されるカンナビノイドです。Δ9-THCとは分子式が同じ位置異性体で、炭素骨格にある二重結合の位置が異なります。「Δ8」「Δ9」という名称は、この構造上の位置の違いを表しています。本項では体感や効能を評価するものではありません。
日本では、Δ8-THCおよびその塩類が「麻薬及び向精神薬取締法」の麻薬として明記されています。したがって、一般向けCBD製品の成分として自由に取り扱える物質ではありません。指定薬物と麻薬は法令上異なる区分であり、類似名称のΔ8-THC誘導体についても個別に指定状況を確認する必要があります。規制内容は改正される可能性があるため、判断時点の厚生労働省による法令情報を参照してください。
CBD製品を選ぶ際は、成分表示だけでなく、対象ロットのCoAでΔ8-THCが検査対象に含まれているか、結果、分析方法、LOD・LOQを確認します。「THCフリー」や「ND」という表示だけでは、Δ8-THCまで検査したことを意味するとは限りません。また、CoAは分析結果を示す資料であり、それ自体が日本法への適合を保証するものではありません。疑義がある製品は購入・輸入・所持を避け、厚生労働省や地方厚生局麻薬取締部などの公的窓口で最新情報を確認することが重要です。