外部標準法は、試料とは別に調製した既知濃度の標準液から検量線を作成し、試料中の対象成分濃度を求める定量法です。
外部標準法は、濃度が既知の標準液を複数用意して測定し、得られた信号強度と濃度の関係から検量線を作成したうえで、試料の測定値を当てはめて対象成分の濃度を算出する方法です。HPLCやLC-MS/MS、GCなどによるカンナビノイドの定量にも用いられます。
標準物質を試料へ加えないため、手順が比較的単純である一方、標準液と試料は別々に調製・測定されます。このため、注入量のばらつき、装置感度の変動、前処理時の損失などが結果に影響する可能性があります。試料と標準液の双方へ一定量の別成分を加え、その応答比で補正する内部標準法とは、この点が異なります。
また、オイルやグミ、抽出物などでは、油脂、糖類、テルペン等の共存成分によるマトリックス効果に注意が必要です。標準液の溶媒組成が実試料と大きく異なると、検量線が試料中での応答を適切に表さない場合があります。CoAを確認する際は、外部標準法という名称だけで精度を判断せず、分析法バリデーション、添加回収試験、使用標準物質、検量線の範囲なども併せて確認することが重要です。