内部標準法とは、試料や標準液に既知量の内部標準物質を加え、分析対象成分との信号強度比から濃度を求める定量法です。前処理や測定時のばらつきを補正する目的で用いられます。
内部標準法は、試料と検量線用の標準液に一定量の内部標準物質を加え、分析対象成分の信号を内部標準物質の信号との比で評価して定量する方法です。内部標準物質には、分析対象成分と似た挙動を示しながら、試料中には通常含まれず、測定上区別できる物質が選ばれます。LC-MS/MSなどでは、安定同位体で標識した類縁物質が使われる場合もあります。
信号比を用いることで、試料調製量、注入量、装置応答の変動などによる影響を補正できる可能性があります。ただし、内部標準物質の添加時点が遅い場合は前処理中の損失を十分に反映できず、対象成分との挙動が異なればマトリックス効果も適切に補正できません。定量値の信頼性は、検量線、選択性、真度、精度、回収率などを含む分析法バリデーションによって確認する必要があります。
CoAを見る際は、内部標準法の採用だけを品質の根拠とせず、使用した分析法、対象成分、試料の種類、定量限界、妥当性確認の内容も併せて確認することが重要です。