認証標準物質(CRM)は、成分濃度などの特性値について、計量学的に妥当な手順で値、不確かさ、トレーサビリティが示された標準物質です。分析値の正確さや分析方法の妥当性を確認するために用いられます。
認証標準物質(Certified Reference Material:CRM)は、成分濃度などの特性値が適切な手順で評価され、その値に付随する測定不確かさと計量トレーサビリティが認証書に示された標準物質です。CBDなどの成分分析では、測定結果が基準となる値にどの程度近いかを確認したり、検量線や分析方法の妥当性を評価したりするために利用されます。
CRMを選ぶ際は、対象成分、濃度範囲、溶媒や試料の組成、使用期限、保存条件が目的に適しているかを確認する必要があります。実際の製品と標準物質の性質が大きく異なる場合は、マトリックス効果などにより、CRMだけでは把握できない測定上の偏りが生じることもあります。
なお、CRMを使用しているという事実だけで、試験所の能力、すべての分析工程、または製品全体の品質が保証されるわけではありません。製品の分析情報を見る際は、分析法バリデーション、品質管理試料、技能試験、試料管理、試験所の認定範囲なども含めて確認することが重要です。