計量トレーサビリティとは、測定結果を、文書化された切れ目のない校正の連鎖を通じて国際単位系(SI)などの基準へ関連付けられる性質です。原料や製品の流通履歴を追跡するトレーサビリティとは異なります。
計量トレーサビリティとは、測定結果を、各段階の測定不確かさが明らかにされた、文書化された切れ目のない校正の連鎖によって、国際単位系(SI)などの適切な基準へ関連付けられる性質です。単に測定機器を校正していることだけでなく、使用した標準物質、校正手順、記録、測定不確かさなどを含む体系として捉えます。
CBDやTHCなどの成分分析では、認証標準物質を用いて検量線を作成し、試料の測定値を基準へ結び付けることがあります。ただし、計量トレーサビリティが確保されていても、それだけで採取方法、試料の均一性、分析法の妥当性、結果の正確さのすべてが保証されるわけではありません。また、製造・保管・配送の履歴を追う流通上のトレーサビリティや、試料の受け渡しを記録するチェーン・オブ・カストディとは別の概念です。
CoAを確認する際は、分析機関が用いた標準物質や校正方法、測定不確かさ、認定範囲などの記載を確認すると、数値がどの基準に結び付いているかを判断する手掛かりになります。測定値は成分量を示す情報であり、その数値のみから製品の有用性や身体への効果を判断することはできません。