α-ピネン

α-ピネンは、松や針葉樹を思わせる香りをもつ代表的なテルペンの一種です。β-ピネンとは分子式が同じ構造異性体ですが、分子内の二重結合の位置と香りの印象が異なります。

定義

α-ピネンは、植物の精油などに含まれる揮発性の香気成分で、モノテルペンに分類されます。松葉や樹脂を連想させる香りが特徴とされ、ヘンプ由来製品では香りを構成するテルペンの一つとして扱われます。

β-ピネンとの違い

α-ピネンとβ-ピネンは分子式が同じ構造異性体で、主な違いは炭素骨格内の二重結合の位置です。一般にα-ピネンは松や樹脂を思わせる香調、β-ピネンはより青葉や木質を思わせる香調として説明されますが、実際の香りは他の香気成分との組み合わせや濃度によって変わります。また、α-ピネンには鏡像関係にある異性体があり、通常の分析では両者を区別しない場合があります。

分析結果を見る際の留意点

CoAなどでは「α-Pinene」「alpha-Pinene」「α-Pinene (Total)」などと表記され、含有量は%、mg/g、ppmなどで示されることがあります。β-Pineneとは別項目であるため、名称と単位を確認してください。テルペン分析にはGC-MSなどが用いられますが、検査対象成分定量限界、分析方法は試験所ごとに異なります。記載がないことだけを理由に不含有とは判断せず、ND、未試験、検査対象外を区別して確認することが重要です。

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